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大般若転読法要が六月で九十九座、七月は百座になる。 護摩(ごま)も三万三千座を超える。観音さまも、お不動さまも、 お大師さまも、萬倍さまも、日切地蔵さまも喜んでいて下さる。 皆さまも、皆さまのご先祖さまも一緒になって喜んでいて下さる。 御佛さまは拝まなくては、ただの木佛、金佛、木偶(でく)の坊 と同じ扱い。観音院の御佛(みほとけ)さまは、参詣された方々、 法要に出仕(しゅっし)して下さった方々の情念の巨大な塊(かた まり)で、素晴らしい力がある。 善意の情念の塊は時として、いや、しばしば偉大な力を発揮される。 礼拝をしていると、大きな善意に包まれて、守護されている実感が 涌いて来る。 明日をも知れぬ生身ながら、不安が少なく、幸いが多いように、 しみじみと思える。 このような大きな佛縁に恵まれたことは、何と言えば分かって もらえるか筆舌に尽くしがたい。 霊験とか加護などと軽々しく口走ってはならないが、そのような 不思議が毎日のようにある。 お力の大きな御佛さまに仕えることは幸せである。私の肉体的な 力ではセメント袋を一俵を持ち上げるのが、やっとであるが、山を も動かせるような気持ちになる。 日常的に御佛さまに守られて生かされていることを実感する。 ここまで来るには皆さまの大変なご協力があった。真面目な僧侶 方と台所を支えて下さったご奉仕の方々、熱心に参詣くださっれた 方々、何方さまにも心から感謝のお礼を申しあげたい。 同時にご一緒に喜びたい。これは慶事である。山門の鳳凰さまも 吉祥(善い知らせがある)と言っておられるようだ。私は嬉しくて 仕方がない。合掌。 継続は力なり 物事を思いつくことは易しいが維持し継続することは困難だ。 その困難なことが出来た。これは、観音院に関係する多くの人々に とって大変な自信になる。御佛さまと皆さまに感謝し、さらに努力 して善事を広めて世の中を明るくして行きたい。