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「観音院の法主様へ」のお手紙

                   (96.10.12)


観音院 法主様

 ずいぶんと朝が涼しくなってきましたが、お体の方はいかがでしょうか。
今年は夏という日が短く感じられました。こう思うのは私が大人になり、
夏休みがないせいでしょうか...
 毎月の観自在を楽しみに読ませて頂いて、お参りした気分になっており
ます。
 今月(観自在9月号/如是我聞・其の二の末尾に掲載) ですが、法主様
の若い頃のお話が載っており、興味津々で読ませて頂きました。
 私は現在27才で、若い人と呼ばれておりますが、10年前はもっと若かっ
たのですが、悪い事もたくさんしてきました。多感な年頃だったと言えば
そうなんですが、悪い事をしていても悪だと思わず、優しさをもつことが
恥じのように思っておりました。
 とにかく目立って、かっこよかったらそれでいいんだと思っていました。
高校の授業にも出ず、遊んでばかりいました。高校へ行けば喫煙するのが
当たり前のようになっておりました。
 でも、まあ、現代の若者のように覚醒剤などはやっていなかったので、
幸いなことに経験したことがなく、シンナーも一部の人はやっていたと思
いますが、私の周囲には居なかったので、もっぱら異性の事で頭をいっぱ
いにしていました。勤勉ではなく、禁勉でしたね。
 そんな私もひょんな事から看護婦になってしまいました。自分は絶対に
なれるわけがないと思っていましたのに、何故か今でも続けております。
・・・中略・・・
 観音院で得たものは「反省心」でした。今までの数々の悪い事を反省す
る機会を与えて下さいました。
 法主様の若い頃の話を読んで、変な意味でなく安心しました。そして、
失礼だと思いますが、とても身近に感じることができました。今まで雲の
上の人だと思っていましたので、なんとなく近寄り難い偉い人なんだと思
いました。
 特に最近の宗教で教祖などと呼ばれている人たちはものすごく立派に紹
介されているではありませんか..でも、やっていることは書かれている
程ではないですよね。
 だけども、法主様のお話はあまりにも身近に聞く事を体験されておりま
すので安心しました。人間ですのでいろいろな事をしますよね。そして今
があり、皆様に感謝されている法主様がいらっしゃるんですよね。
 私も今までの悪い事を清算して善い人間になりたいと思っていますので
法主様のお話を読み、希望がもてました。
 悲観することは何もないんだと思いました。今から一生懸命に前向きに
生きていこうと思いました。
 せっかく看護婦として仕事をしていますので、仕事を通じて社会へ役立
つようがんばって行きたいと思います...
 でも時には挫折することがあると思います。迷いもあると思いますが、
その時は観音院にメールを書きます。どうぞ、よろしくお願い致します。
そして、観音院の皆様、どうか、お体に気をつけてお過ごし下さいませ。

投稿者:匿名希望
 


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