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法主さまへのお便り

                   (96.10.21)


法主さまへ
 朝夕めっきり涼しさをを増しました。あの暑さは一体何処へいってしまったのでしょう。日中でも吹く風のさわやかさに季節を感じます。 これからは日一日秋はすすみ涼しさも深まり、季節特有の哀感も漂ってまいりましょう。
 空は甘美なまでにやわらかな青、そしてどこまでも純白な白雲のゆったりとした流れ、詩人ならずともしばし物思いに沈んだり、ちょっぴり、しんみり とした心になったりでしょうか。
 秋の光はどこか特有で陰影を宿しているのでしょうか、見る景色、見る景色、どこをとってもカンバスの中で絵になるような気が致します、変でしょうか。 秋は芸術の季節ともいわれますね。これからは夜も長く静寂でそれでいて夜空の星々は一段と光を強めます。
 そんな夜の一夜を音楽と共に過ごしてみるのもいかかでしょうね・・・。ぎりぎりのところで生きている人の生命の燃焼のようなものが激しく伝わって まいります。
 御無沙汰ばかり致しております、皆様によろしくお伝え下さい。くれぐれもお元気でお過ごし下さいませ。これで失礼致します。


 お便り:福岡県・吉岡観山さん
 


−吟遊詩人のような美しいお便り、ありがとうございました−

法主さまにお葉書(2)(11/8)


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