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1999年 明けまして お目出度うございます----1999年1月  九九九と数字が続く年、これは読みようによっては久久久となっ て、限りなく目出度い、縁起の良いことが有ると受け止められる。  今年が世紀末と思う人が多くおられるが、正確には20世紀は 1901年1月1日から2000年12月31日までで、 21世紀は2001年1月日から始まる。  おまけに、2000は閏(うるう)年で366日、今年は365日、 21世紀を無事に迎えるためには、731日を大切に過ごす心掛けが 必要になる。  昨今、経済状況が沈滞して、その上に世紀末に良くないことがあ ると言う人たちがいるが、お正月は「新年お目出度う」で始めるの が日本の常識だと信じている。  「正月や冥土の旅の一里塚」とひねた方もあるが、そのようには 言わない方が良い。若い人は「今年こそは」と念願して欲しいし、 高齢者は一年一年の長生きを寿ぐ気持ちが大切だ。  九九九を苦苦苦と読むような立場は絶対にとりたくない。確かに 一切のものは諸行無常であるが、取り越し苦労と被害妄想は災害対 策を立てる時くらいにして、日常はなるべく楽観的に見つめたい。  コンピュータの2000年対策と20世紀を混同して、大変だ大 変だと言うのは正しくない。  2000年対策については365日もあるし、21世紀になるの は再来年のことだ。  今年は久久久で、物事を縁起良く回す祈願がやりやすい。  来年は励励励とでも礼礼礼と受け止めてもよい2000年である。  身体状態も事業も人間関係も駄目と思ったらそれまで、出来るこ となら明るい気持ちで、きっと良くなると思うことが「運」 を呼び込むコツなのだが。 縁起かつぎ 観音院の鈴之僧正は物凄い「縁起かつぎ」の人である。外出にさい して足を止めるようなことを誰かが言うと即座に中止される。誕生 日を7年7月7日に統一されたり、梨は無しに通じるから食べない とか、物事に味噌を付けるのは嫌だからと好まれない傾向だ。
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