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虹のポスト ミニミニ観自在 ----1999年7月                観自在 編集部 七夕夏越し厄除けの準備でテンテコ舞い ■七夕には例年、信徒さんから多額の景品の寄付を頂いていますが、 今年は法主さんも百万円くらい寄付されるとかで、品物の選定に職 員一同なかば混乱状態。先ずはファービーという人気玩具を決めま したが、大阪や東京まで手配しても売り切れ状態で駄目。似たよう な玩具があったそうで大阪から三十六体送ってもらうことに。 ▼アップルiMacのパソコン、流行の幅広テレビ数台、自転車の 折りたためるもの、腕時計は男女一組のものを十名さまとか、何と か決まりましたが、世の中が豊かになったのでしょう、喜んでもら えるものを選定するのは難しい作業になりました。福引の景品はも れなく当たるようにしています。 法主さん誕生日 ■正確には昭和八年七月三十日なのですが、お祝いが寺の正式な行 事になっていますので、平成三年から七月の第一日曜日に七夕の祭 りと合わせて行うことが決められています。 ▼ご家庭でも誕生日の前日か前々日が日曜日であれば繰り上げられ ることがあります。あれと同じことです。で毎年の事ですから七夕 と一緒にすることに決めました。 ▼公式行事ですから個人的なお祝いは辞退されています。法主さん はもう佛さんとほとんど同じですから、ご配慮下さい。特に誕生日 のケーキはお医者さんから止められていますのでご配慮下さい。  今年満六十六歳になられますが、いまだ三十六歳くらいの気持ち でおられるそうです。法主さんが一番喜ばれることは、観音さまを 大切にして下さることだそうです。 輪廻転生せず ■法主さんは例え霊魂が身体を離れるようなことがあっても、当分 は往生されないそうです。死んだ日を願望成就(じょうじゅ)の特 別の祈願日にして、皆さんのお願いをみ佛さまに取り次ぐ役目を持 たれるそうです。 ▼あの世で迷っている人がおられたら道案内をし、後から来る人の 道案内をして、冥土の旅の案内役をなされる誓願(せいがん)です。 ▼法主さんは、いずれ時が来たら此の世を去らなくてはならない。 が葬儀は無用。通常の日常法要で出棺し、その場に自然と集まって いる人だけで執行すること。通知などは一切しないこと。死んでも 魂魄(こんぱく)はこの世に止めて皆さんと共にありたい。 ▼翌月から側近の日曜日を「祈願の縁日」と定めて法要を営むこと、 その日のご祈願には格別の責任をもちたいと、以上のように言って おられます。 ▼法主さんと今の内に相談しておきたいことがあるお方は遠慮なく 会いに来て欲しいそうです。 ▼三回忌など忌日法要は不必要といっておられます。生老病死は法 主さんにとって四苦ではなかったそうです。有り難きご縁を頂いた と皆さんに感謝しておられます。 ▼さりながら、このような文章を読まれて、法主さんは「もう長く ないのでは」などと受けとめられないように注意して下さい。 ▼寿命が分かる人は誰もいない。後五十年は無理としても二十年や 三十年は生きるかもしれない、と言われています。 在家僧侶養成講座 ■費用は入門、得度(とくど)に際して五万円です。法衣、数珠、 履物などは自己負担です。 ▼受付は随時、広島、東京の事務所にお越しください。 ▼資格は会社などの管理職を経験された方(社会常識とか管理能力) で、負債の無い方。 ▼負債の無い方という条件は債鬼に追われる苦しみは宗教では救う ことが出来ないからです。 ▼僧侶になれば何処かの寺の住職になれるという錯覚があります。 どのような山奥の寺でも兼務住職がおられ、また住職は衆望(大衆 からの人望)が無いと就任出来ません。 ▼ご自分で寺を建てたいと計画しておられる方には、どのように布 教し、どのように宗教法人としての手続きをするか、観音院の方で 教えて上げます。地域にもよりますが、私財が二億円以上必要だと 思われます。  本当は先ず信徒さんが出来て、信頼と寄付が集まって、信徒さん の要望で寺が建つことが一番望ましいことです。 ▼もう一つは自分の家に礼拝所を設けて、世間の皆さんのご要望に よりご供養やご祈願をしてあげることも不可能ではありません。 ▼僧侶になる目的としては、ご自分の迷いを無くすことが第一、 第二は世のため人のために尽くすことです。 ▼修行は定年後で専念出来る立場のような人で約一年、この間の生 活費は自己負担になります。 ▼修行は観音院所定のものです。 ▼修行中の生活費はどうなるかという質問が寄せられますが、全て 自己負担です。 ▼住み込みの在家僧侶養成は致しておりません。但し、今般の東京 事務所に所属する僧侶を広島観音院で修行して頂く際の宿泊及び食 事は無料です。交通費は本人負担となります。 ▼僧籍は真言宗観音院の僧籍簿に記載されます。 ▼観音院の信徒数は約十万人ですが、公称は七万人としています。 ▼僧侶の組織としては法主、住職各一名、副住職十五名、僧侶約百 名です。専従僧侶は九名です。 ▼僧侶の分限については、法主の任命した教師総代会の決議により ます。 ▼東京事務所は将来的に独立した会計で運営します。運営と財務は 公開で、皆さんと合議で決めます。 ▼在家僧侶養成講座を受けられるについては、配偶者がある場合は 同意を必要とします。 ▼宗教法人の役員に就任することを制限されている人は、在家僧侶 として僧籍を取得出来ません。 七月四日 七夕祭 ■七月四日(日曜日)午前十時より吉例の大般若転読法要と七夕夏 越し厄除け法要を執行します。 ■当日は例年のように「萬倍福菓子大入袋」を接待いたします。 ▼一家族一袋が原則ですが、参詣されたお子さまには全てお持ち帰 り頂けるよう用意しています。 ▼参詣された方全部の方に福引を用意しています。お持ち帰り出来 ないような大きな重い景品はお預かりしますので、後日引き取りに お越し下さい。 ▼福袋も福引も十分に用意しているつもりですが、万一全部出てし まった時はご容赦下さい。 ▼駐車場が一杯の場合は、百メートル道路北側の市営駐車場をご利 用下さい。駐車違反をなさらないようにご注意下さい。 世のため人のため ■法主さんより「世のため人のため」にならないような寺は現代で は必要ない。出来ることは一生懸命にするよう懇々と説諭されまし た。また「出来ることと、出来ないことを明確にして世間の誤解を 招かぬよう努力する」こと。 ▼僧侶は「自らの迷いを滅し、覚者」としての道を歩むことを本分 とし、修行を怠らないこと。「清貧に生きて贅をなさざる」こと。 「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」こと。 ▼「お接待を丁重に」すること。 ▼僧侶として、不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口 ・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見を生活の基本とすること。 ■債鬼とならぬよう金銭の貸付をなさざること。債鬼に追われぬよ う借金をせざること。 ▼寺を僧侶の住処としないこと。 寺は信徒の所有するもので、僧侶は寺を預かり、適切に運営し、議 事録・財務諸表は公開すること。 ▼早寝早起きに心掛け、日が暮れてから仕事をなさざること。 ※法主さんは規則的で健康志向の生活態度を推奨しておられます。 徹夜で仕事をすることなどは考えられません。丑三つ時(うしみつ どき=今の午前二時から二時半)は草木も眠る、このような時に起 きていると魔が差しやすい。深夜業務に従事する人以外は眠ること が大切だと言われます。 ■住職・僧侶・職員一同は、法主さんの教えを生活に取り入れて、 皆さんに必要とされる寺院造りに励みたいと願います。皆さまと 相談しながら良い寺にして行きたいと願っている次第です。
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