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法主さまへのお便り(二)

                   (96.11.8)


法主さまへ
 またひと月が経ちました。秋も一歩深まりました。
それは朝夕、身を包む冷気の中にも感じられますし、夜の訪れの早まった事の中にも感じられることです。
 九月のはじめにちょっと出掛ける機会がありました。
一面は稲穂、たわわに実って首を低くたれ、明るい、そして、透明な秋の光の中で、黄金色に輝いていたのが印象的でした。
とてもお天気のよい日で 気持ちのよいやわらかな風が流れていました。
 秋の空ってとても高いですね。高くて澄みきっていて、少し誇張になるかもしれませんが、神々しいように思えます。
 山々は紅葉、一山を朱に染める紅葉の美しさには 真に息をのむものがあります。
 この大自然の大いなる愛にふれて心の傷を癒され、なぐさめられる人々も多いことでしょう。
 夜道、歩いていて、家々の窓にともる やわらなか光に、凍る心にふと温度を感じる人々もいるかもしれませんね。
 観自在ありがとうございました。これで失礼いたします。


 お便り:福岡県・吉岡観山さん
 


−暖かい秋の情景のお便り、ありがとうございました−

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