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運勢と処世概観 1999年3月----  鈴之僧正 気落ちした方が負け、やる気で乗り切る     暖かい風が吹く日も、凍えるような冷たい日も ■あっちを向いても、こっちを向いても、景気が悪い、売上減った、 失業した、倒産したと話題が暗い。 ▼増え過ぎた公務員は減るのが道理、市町村も合併するだろう、 時代に取り残された事業や、コストの競争力が無い商品はより競争 力のあるところで生産されるのは、自然の成り行き。 ▼市場が世界的になった、生産物は賃金の安い国を転々と探す。 日本は物が高く、給与も高い、日本人は使い難いという声もある。 ▼世の中を渡るのに情報技術(IT)と金融技術(FT)が不可欠 になってきている。これらの技術は広い世界を点のようにしたり、 限りなく広げたりしている。 ■人間関係や企業に於いて適切な情報開示は、例えマイナスと判断 されるような数字や事情でも正確である方が信頼される基になる。 情報開示に当たり、適切な説明は何よりも大切にしたい。 ▼嘘(うそ)の上に嘘を重ねると、最後は破綻するのが道理。粉飾 (ふんしょく)などは有ってはならない。 ■情報技術は手近なところから、インターネットのメールの遣り取り やホームページの閲覧(えつらん)、情報の検索(けんさく)など から始められると良い。 ▼インフォメーション技術の食わず嫌いが自滅の基。三歳くらいか ら九十歳くらいまで誰でもやれる。そこから徐々に勉強して行けば 支店の三十や四十はおろか、世界中の支店まで市内電話料金で情報 の授受が可能だ。 ■金融技術は難しい。ノーベル賞を受けた数学者二人を抱える金融 機関が破綻寸前まで行った。ヘッジファンドなど素人に扱える代物 ではない。下手にやる気を起こしてもらっては困る。 ■物事も健康も寿命も運勢も、もう駄目だと思うと本当に駄目にな る。辛抱も我慢も見栄も必要ない、とにかく、やってのけるという 気持ちや生き抜く気力をが将来を切り開く原動力となる。 ■寒い風が吹きつけて来る日があれば、必ずぽかぽかの陽気の日も ある。今日寒いからといって、絶望しない考え方が大切。 人間は一生に一度や二度は死にたいくらい辛いことはあるのが普通。 ■生きていれば、いろいろな欲望や願望が生じるのが当然のこと、 御佛様(みほとけさま)にお願いするにも、飽きっぽいのはご縁が 薄い、仕方の無い駄目な人だと思います。 ▼手紙よりは電話で、電話よりは参詣して、佛縁(ぶつえん)を厚く して願うことです。三月は幸不幸の分かれ目になることが多い月。 起きたことをくよくよしないで、一生懸命に御佛様にお願いするのが 悩み解消のコツです。 ■諦められないと諦めて、頑張って下さい。 ※幸せになりたいなら、安定した幸せを願いなさい。人生は博打で あってはいけません。安定は、公序良俗の上に成立するものです。 誤魔化したり、嘘偽りを言ったりしてはいけません。  損得勘定が行動の基本では最低です。誠実に、こつこつと努力を 重ねて、健康に十分に注意し、浪費をせず、良く考えて行動すれば 大吉です。 ※古いことを話すと、他人を傷つけ、自分も傷つくものです。  将来のことを明るく描く人には良い将来があるものです。  悪くなるなると将来を予測する人は、気の毒なことになります。 生きている以上は希望と共に生きて参りましょう。 ※異常気象や民族間の対立、常識では考えられないような犯罪、何 が起きても不思議ではありません。経済的危機は何処の国で起きる か予測できません。  何があっても、何が起きても善意の力で悪しき事態を浄めたいも のです。
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