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運勢と処世概観 1998年10月----
二十世紀の世紀末らしい「足掻き」
気象も政治も経済も宗教も奇怪しい---- 1998年10月
■どうやら二十世紀末は、経済は破綻的状態だ。電信電話機・録画
器・電灯・無線電信・冷暖房・交通運輸・発電所・計画農水業・
医業など、人間の分を越えて何か乱暴なことをしたらしい。
▼世界中の株価が下がっているのに香港だけは一見健在だが、投機
家が売りあびせたら中国の富が国外に流出する。株価が下がること
は望ましいことではないが自殺行為。ロシア経済の破綻は痛ましい、
経済的に鎖国するのだろうか。あれだけ大きな国家の救済は世界中
の金融機関が協力しても無理かもしれない。
▼北朝鮮の内情は把握出来ないが、困窮の極みにあるとの報道。他
にも困難を抱える国家は多い。
世紀末をどう乗り越えるか大変に難しい状態に置かれている。
■基軸通貨米ドルにも難しい謎がある。間違っても円が基軸通貨に
なるとは考えられないが、欧州連合のユーロは、それなりの座標を
得る可能性はあるだろう。
■インドとパキスタンとのカシミール領有権争いとか、アフリカや
北欧の国境や政権に変化が起きる可能性は高いと思う。
イスラム原理主義やヒンズー至上主義は暴走すると怖い。佛教の
慈悲は暴走のエネルギーにはなりえない。いろいろと予想出来るが、
世紀末を経たからといって国家間の紛争が無くなり安定するほど、
人類は賢明ではなさそう。
■医療行為の暴走は管理する方法が無いから歯止めが掛けられない。
医療行為の進歩に対応する倫理の確立が難しい。医療器具や医薬品
の開発は際限が無い。未知の病原菌が現れるだろう。
■二十世紀全体は日本にとって親切であったように思われる。
十九世紀末に日清戦争に勝利し、二十世紀初頭に日露戦争に勝利、
第一次大戦では戦勝国に列し、第二次大戦では敗戦国となった。
近隣諸国を侵略し、人道上許されない行為もなした。これに対する
適切な謝罪は今世紀末までになされることなく、問題を二十一世紀
まで持ち越すだろう。
▼バブルが弾けたとはいえ、第二次大戦後の日本の経済的成功は
幸いであった、巨大な対外債権を有する国家で、国内の治安も良い。
▼アメリカの一州のような一面も確かにあるが、まぎれもない独立
国家である。
▼政局は低迷し、強い指導性をもった政党は成立しないように思え
る。経済や情報の伝達、産業の構造には大きな変化が起きるだろう。
■宗教が世紀末に果たす役割は期待出来ない。倫理観は低くなり、
家族の連帯が失われ、公序良俗が問われる時期が来る。
※異常気象による洪水、旱魃(かんばつ)、農林水産業の衰退など
心配なことが多い。民族や国境を越えた協力や、秩序の確立が求め
られる。
第三次大戦が起きる可能性は、極めて低いと期待するが、爆発す
る人口や環境の悪化は、学習するには、犠牲や対価が大き過ぎる。
これから先を幸せに生きることは、求めて得られぬことかもしれぬ。
※二十一世紀の明るい展望が描けない。子供たちの将来が心配でな
らない。日本は絶対的に資源が足りない国家であり、エネルギーの
自給、食料の自給自足は無理である。貿易立国と情報提供で生きる
には研鑽(けんさん)と奉仕が大切。
※取りこし苦労はしない方がよい。しかし将来を見通して油断はし
ないことが大切。日本が提供出来るのは、知恵と質の良い労力しか
無い。学術を大切に、謙虚で勤勉で誠実な国家を形成し、奉仕する
ことが生き残りの鍵になる。
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