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和尚（おしょう）さんのお話「97年12月」　法話総目次に戻る

　今年はいろいろと皆様にお世話になりまして、御礼の言葉もあり
ません。萎縮(いしゅく)しがちな世の中にあって、今年は観音院に
とって、とても大きな飛躍の年となりました。
　一生懸命に御佛様(みほとけさま)に仕えて、納得することのでき
る感慨深い年でありました。

　十方七万の信徒さまにとって、いろいろなことがありましたが、
比較的大きな不幸はありませんでした。これは何よりのことです。
　今年はどうなるかと思うくらいに来客も多く、信徒さんも激増し
て正確な人数は不明になりました。
　もしかすると十万人はファンが増えているかもしれません。イン
ターネットのアクセスは月間六十万件を維持し、なお増加の傾向に
あります。

　これは住職というより代表役員として報告することですが、出費
は増えました、収入は横這いでございます。あまり金銭勘定のこと
は得意ではありません。

　皆さんと相談して決めなくてはならないことですが、教師総代会
の意向が少し変わりまして、従来は政財界の人は役員会にあまり受
け入れませんでしたが、奉仕性を高める観点から、少し方針を変え
て、責任役員と評議員の資格中、公職者の制限を廃止し、大胆に強
化することになりました。
　従来以上に、親睦の機会を多くすると共に、合わせて、政財界の
専門的な知識を提供して頂いて、組織の維持強化と発展を願い、よ
り観音院の奉仕性を高めます。

　そこで山木靖雄県会議員にお願いして人選を進めて頂いています。
　来年も一生懸命に努力して、明朗で、清潔なお寺の運営に努めて
参る所存です。どうぞ、来年が皆様にとって良い年となりまように
拝ませて頂きます。

　　活気のある寺に

平成十年の観音院は活気のある寺にしたいと願います。そのため
には皆様に活気を持って貰わなくてはなりません。そのためには
御佛様にも少し頑張って貰わなくてはなりません。皆様と御佛様
と手を携えて、信頼を深めて、温かい寺にさせて頂きます。