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巻頭の言葉(今月の法話)  平成13年・2001年7月号   [6月号] [8月号]
     −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える



祈祷することには最善を尽くしたい   観音院住職 高田寛恵

 月刊「観自在」(総カラー印刷・B5版・32ページ)を発送す
る際には毎月約五十人のボランティアの方々が集まられて約四時間
かけて宛先のワッカ(帯封筒)を付けます。
 大切なのは全員が十時の定例法要に参加し「観自在」を前に積ん
で、皆さんのご多幸やご先祖さまの菩提を願い、み仏さまに心を込
めて発送作業をすることです。

 ご承知でない方もおられるかも知れませんので説明しますが、観
音院は皆様のお寺です。決して僧侶の住処(すみか)ではなく、運
営は皆様からなられた評議員会で決定され、経理は全面公開です。
 お掃除も毎月第一日曜日の午前八時から多くのボランティアの皆
様によってなされています。
 お接待なども全部ご奉仕に依るものです。日常の寺院維持の大半
は皆様のご奉仕によってなされていまして、このような運営形態の
寺院は極めて珍しいものです。

 皆さんが何かを求められる時は納得できる価格で良いものを求め
られますね。観音院は百貨店に例えれば、仕入をする人、値付けを
する人、買われる人が全部同一人ということになります。

 従って、拝む時は最高の礼を尽くして、費用は皆様のお寺の基金
として、最初から最後まで全てが皆さんのなさることであり、皆さ
ん自身の為です。
 皆さんの為の、皆さんの良い寺にするために、皆さんのお力で、
皆さんが運営してください。
 現在の観音院は充実した設備で良い信徒さんの集合であり、住職
は分かり易く言えば公僕です。
 強い権力者は不在で、み仏さまが中心で十善戒によって運営され
ています。
 評議員も毎年欠員が生じます。お世話くださる方を何時もお待ち
しておる次第です。


評議員になってください

*一身をみ佛様に捧げて、観音院のことを心配し、善き寺として
 何時まで存在できるようご配慮くださる、そのような熱心な評
 議員さまが望まれます。全財産を喜捨するなどと打ち込まれる
 ような傾向もまた最善とは申せません。常識ある人が望まれる
 のです。

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