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虹のポスト(ミニミニ観自在)  2002年5月号   [4月号][6月]
   −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える

 ミニミニ観自在 月刊 観自在 編集部

観音院 平成13年度決算報告

全てに愛を光と祈りを

お陰さまで、月刊「観自在」も二百六十三号をお届けすることが
出来ました。
これもひとえに皆さまのご指導とご鞭撻の賜物で、関係者一同、
心からお礼を申し上げます。
この二十二年間、私たちは多くの方々に支えられ、励まされ、
あるいはご面倒を見て頂きました。
 短いようで長い年月でした。諸行無常とは言いながら、多くの人
を見送りました。また全国各地の皆さまからご供養やご祈願の依頼
を受けて一生懸命に礼拝しました。
この月刊「観自在」はその礼拝と祈願のご報告の意味でもあります。


永代供養、よく使われる言葉ですが、観音院は三百六十五日毎日
三回法要を執行し続けております。
大般若転読法要は毎月第一日曜日の朝十時から執行して参りまし
た。これを支えて下さった信徒さんや僧侶の精励努力に基くもので
す。台風の日も大雨の日も地震の日も一度も欠かしませんでした。


寺の門を閉ざし本堂の扉に鍵をかけて法事でも依頼されない限り
法要はしないとか、どうかすると山門にも入れないなど、このよう
なことは絶対にいたしません。

山門も二十四時間、開放して、皆さんが何時でも参詣されること
が出来るようにして、随分の月日が流れました。照明を明るくし、
防犯ビデオを設置し、自転車の盗難は皆無になりました。夕方から
夜中、夜明けにも、多くの参拝者が増加されるようになりました。

お寺には法主さんと住職さんが二十四時間居られて、緊急の用件
には年中無休二十四時間の対応をさせていただいています。


観音院は「駆け込み寺」としての機能を持ち、DVにも対応し、
虐待を受けている方のシェルターの役割も果たしています。法律的
に対応を必用とする場合は顧問弁護士さんや関係諸機関に連絡し、
病気や怪我をしておられる場合は元気になられるまで力になります。
必用な物は女性常勤監事がお手伝いして全て無料で調えて上げます。

孤独なお年寄りには巡回訪問の奉仕や入院などの面倒を見て上げ
ます。但し、死後の遺産などを頂く考えは毛頭ありません。法主さ
んは「財産があるならば寺に寄付するよりは死ぬまで持っていて、
人参を馬面に振り回すよういして親切にしてくれた人にやると言い
ながら老後を送りなさい」と申しておられます。変な遺言なんてし
ないで、遺産は法律の定める通りにするのが最善だそうですね。
「寺子屋パソコン」もウインドウズホームXPと最新iマックが
それぞれ五台置いてあります。使用料は勿論無料です。
皆さんのお寺の皆さんのものだからです。


お役に立つお寺に

観音院は皆さんの何かのお役に立つお寺でありたいと願います。
皆さんのお役に立たない、そのような寺は世の中の迷惑です。
世の中の迷惑にならないで、何かのお役に立てるお寺でありたい
と心から願っています。


皆さんと良い縁をもって幸せを呼び起こす「縁起の良い寺」であ
りたいと考えているのです。

世の中の変化に対応してお役に立つには多くの皆さんのご指導が
必用となります。難しい理屈を説くことは苦手ですが、生きている
人間として、身近な出来ることから手がけて行きたいのです。
 どうか、お寺と私たちを存分にお使い下さって、広島には観音院
という親切で優しいお寺があると広めて下さい。 合掌


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