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虹のポスト(ミニミニ観自在)  2002年4月号   [3月号][5月]
   −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える

 ミニミニ観自在 月刊 観自在 編集部
        
五月五日(日)午前十時より
  大般若転読法要にて
  先師代々並びに皆さんの有縁無縁の供養を

五月は住職さんのご両親の回忌法要に相当します。これは決して
住職さんの個人的な法要としては執行していません。
 観音院で永代供養(えいたいくよう)をお願いされている皆さま
の有縁(うえん)無縁(むえん)のご精霊(しょうりょう)のご供養
を本旨として毎年、執行しています。
観音院ではご供養は日々丁重に執行していますが、平素は忘れが
ちとなっておられるご精霊の「総供養」として営むものであります。

五月を「先祖供養の月」と定めたのは、ご両親の供養と合わせて
皆さんのご先祖さまのご供養も一緒にすることが良いと法主さんが
考えられたことからです。     
彼岸もお盆も同様に考えていまして、ご自分の家族のための法事
をなさるつもりは無いようです。
何事も一人でするよりは、沢山の人と協力してすると負担は分担
れ、より良い成果があります。ご供養やご法事も同じことです。
各位さまのご協力をお願いします。


寺子屋パソコン復活

お寺の座敷にパソコンがずらりと並んでいる。少し面白い風景で
したが、ご要望が多く、復活することになりました。
 パソコンも昔のものは大きく片付けるのも大変でしたが、今度は
随分と変わります。厚さが一センチくらい、モニターは十四・一イ
ンチの液晶、電話線に繋がっていません。
 エアステーションという機械で電波で繋がっています。
不用の時は重ねて全部で十センチくらい、小さな箱に収まります。
短時間なら電池で動きます。

ご要望によって、寺子屋パソコンの五台はMACのiブック、
残りの五台は、富士通のFMVです。エクセルやワード、それに
ゲームも沢山搭載しています。勉強にも遊びにも期待出来そうです。
指導して下さるボランティアを求めています。ご連絡下さい。


昨年のアフガン

昨年の四月号ではアフガニスタンでバーミヤンの仏教遺跡、石窟
寺院の大仏がタリバン政権で破壊されたことを伝えています。

 その六ケ月後、ニューヨークで世界貿易センターを大規模テロで
破壊して、無差別に多数の犠牲者を出し、アメリカが軍隊を出し、
日本も後方支援をして、アルカイダはほぼ鎮圧されました。
 半年早ければアフガニスタンの大仏も破壊されず、ニューヨーク
も被害を受けることは無かったと思います。
 戦争の予防ということは難しいと思いますが、現在の不安な中東
情勢を見ていますと、イスラエルとパレスチナの紛争が一日も早く
解決し、平和と安定がもたらされるよう祈ります。


政治官僚不信

東北の住宅公社の会計が使い込みで十億円もチリの妻に送金した
とか、外務省の偉いさんが機密費で競走馬を買っていたとか、代議
士秘書が地元建設業やらプロダクションなどからお金を非合法に集
めていたとか、北海道に裏の外務大臣がいたとか、日本には相当に
変なオジさんたちがおられます。

私たちも変な人にならないように、十善戒を大切にして不信感を
持たれぬようにしましょう。

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平成十四年度役員会開催通知

今年度の観音院の役員会を、平成十四年四月十三日(土曜日)
午後六時より観音院本堂において開催します。

各位様には四月早々決算書同封の上ご案内させていただきます。
尚、粗飯を用意いたしますので、折り返しご出席の可否をご通知く
ださい。缶ビール一本程度も用意するのが慣例です。傍聴ご希望の
方にもお食事を用意いたしますのでご希望をお知らせください。

特に審議を希望される議案をお持ちの方は下記にご送付ください。
 ファクシミリ 082−233−6552
 メール宛先 info@kannon-in.or.jp

観音院の運営は、原則として多数決で決めますが、実際には一人
でも反対の意思を示された場合は、その決議は執行いたしません。
全員一致の賛成が執行の要件です。

現在、増築立替の要望がありますが、日本の経済が安定するまで
このような議題は審議されません。

現在の観音院の構築物は、芸予地震でも被害は僅少であり、修繕
程度でしのぎたいと考えています。
 常夜灯(じょうやとう)五組に破損がありましたが、最高級品の
燈籠(とうろう)を設置、ご供養いたしました。
ご喜捨いただいた各位さまに厚くお礼を申し上げ、合わせて永代
のご供養をお約束いたします。


日曜子供会復活

学校の五日制に伴い、観音院「子供会」を復活いたします。会費
は全額無料にする計画です。これは躾けに重点を置くものです。
送り迎えは保護者にしていただきます。現在、運営の内容について
丁寧に審議しています。ご期待ください。


貸し渋り、貸し剥がし

中小企業は資金繰りに大変なことになりつつあります。金融機関
が「債鬼」になりました。不良債権はデフレ下の企業経営悪化によ
って増える傾向はあっても減る兆しは無いようです。
金融機関も自己資本比率が基準を満たせなくなって、この半年間
で四十近く無くなりました。

繁華街には銀行が軒を並べていたのは圧巻でしたが、同業者があ
のように沢山は必用無く、金融機関は破綻、合併、吸収などが当然
かも知れません。
加えて職員の給与が高い、金利が六%時代に成立した賃金体系は
矛盾の見本です。

その上に不動産価値の著しい下落は担保価値の下落、不良債権と
時代が変わったのです。日本の金融機関の格付けが下がりました。
日本のGDPも前年比マイナスでアルゼンチン並とか。債権国が
デフォルトをする筈も無いのですが、困った格付けです。

企業のリストラ、倒産などで失業者も増加傾向。ますますデフレ
傾向は強まると思うのですが、企業の優劣を明確にして弱者を排除
するというのですから無茶苦茶。

春闘もゼロ回答が大半、雇用を守る文書を作るくらいが関の山。
日本の賃金が諸外国に比較して高く、何をやってもコスト割れ、
確かに経営者にとっても働く人にとっても受難の年になりそうです。

仕事を分け合って失業者を少なくしようと言う動きもありますが
これも言うは易く行うは難しで、大変なことになりそうです。

何はともあれ死なぬこと、辛抱と努力と工夫で困難を乗り越えて
いただきたいと、各位さまのご健闘をお祈りします。


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