Web版 月刊 観自在 [月刊「観自在」総目次]
[
ホームページ内検索]
佛具・お供物のお話
平成14年・2002年7月号 [佛具・お供物のお話
平成14年6月号] [佛具・お供物のお話 平成14年8月号]
−いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える−
−観音さま・夏越− ■観音院開基記念法要■ 観音院という名は、およそ四百年の昔に開かれた、永徳寺 (えいとくじ)というお寺の中に、聖観音(しょうかんのん) さまをお祀(まつ)りする為に寄進された観音堂に由来しま す。そして、この辺りは観音村と呼ばれるようになり、現在 の観音町となりました。 七月十日と十一日の両日は「観音院開基(かいき)記念法 要」を執行いたします。 この良き日にお参りされた、ご縁を頂かれた皆さまに、昨 年好評だった「菩提樹(ぼだいじゅ)の葉」を今年もプレゼ ントします。 「菩提樹の葉」は各家の繁栄の願いを込めて拝まれていま す。 菩提樹は、その樹の下でお釈迦(しゃか)さまが悟(さと) りを開かれた大変に有難い聖樹です。 「菩提樹の葉」はパウチしてあります。大きな葉は額(が く)に入れてお部屋にお祀りされたり、小さな葉は財布に入 れたり、学生の方は栞(しおり)にされている方も多いよう です。 邪心(じゃしん)を祓(はら)い、精神集中、学業成就に もご加護(かご)があります。皆さま喜んで下さいましたが、 特に受験生の方に人気のようです。 ■観音(かんのん)さま■ 全てのみ佛(ほとけ)さまは大日如来(だいにちにょらい) さまが、そのご霊験(れいけん)を最大に発揮出来るように 変化(へんげ)されたお姿です。 観音さまは、慈悲(じひ)と現世利益(げんせりやく)の お力を持たれた菩薩(ぼさつ)さまです。 さらに、得意分野の力を発揮出来るように色々なお姿の観 音さまがいらっしゃいます。 観音院には、その名の通り観音さまが三人もいらっしゃい ます。 聖観音さまは、客殿(きゃくでん・二階)と別殿(べつで ん)にお祀りされています。 子安(こやす)観音さまは、本堂にお祀りされています。 ■般若心経・観音経■ 皆さま良くご存じの、観自在菩薩(かんじーざいぼうーさ ー)で始まる般若心経(はんにゃしんぎょう)の観自在菩薩 (かんじざいぼさつ)は、観音さまのことです。 「まことの道」には、「般若心経は佛教の精粋(せいすい)、 密教(みっきょう)の肝心、人々の生き行く力なり、…」と あります。「まことの道」は法主(ほっす)さまが、私たち にもわかりやすいように現代語で書かれた、観音院で日常に 使われている教典です。 観音経(かんのんぎょう)は、正式には妙法蓮華経観世音 菩薩普門品偈といい、法華経(ほけきょう)の第二十五にあ たります。 このお経は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)、つまり観音 さまのお名前を「念彼観音力(ねんぴーかんのんりき)」と 唱えれば、様々な願いが叶(かな)えられ、厄難(やくなん) から逃れることの出来るという有難いお経です。 般若心経も観音経も「まことの道」にあります。「まこと の道」をご希望の方は、ご参拝の時、葉書、FAX、メール でお申込みください。施本(せほん)ですので皆さまにお授 けしています。 ■飛び観(とびかん)・守護印■ 「まことの道」の裏表紙や観音院の便箋には、雲の中に梵 字(ぼんじ)でサ(娑)の文字が描かれています。サは観音 さまを表しています。 このマークを「飛び観」と呼んでいます。これは法主さま が、観音さまが願う人の元へ直ぐに飛んで行けるようにと、 ご自分でデザインされたものです。 法主さまがご謹刻くださいます守護印(しゅごいん)にも、 み佛(ほとけ)さまの梵字が彫り込まれています。女性は観 音さまのサ、男性は大日如来さまのア(阿)の字が入ってい ます。ですから、只の印鑑ではありません。持っているだけ でお守りになります。 大人には篆書(てんしょ)で、小学生以下の子供さんには 楷書で彫ってくださいます。お名前の中央にみ佛さまの梵字 があります。 赤ちゃんがお生まれになられた方は、無事成長のお守りを 申し込まれる時に、一緒に守護印もお申し込みください。み 佛さまのご加護のもとに健やかに成長されるようご祈念くだ さいます。
サ(娑) ア(阿)
■夏越・夏まつり、たなばた祭■ 毎年、六月と七月は夏越・夏まつりが行われ、萬倍白だる まさんが皆さまにお授けされています。 開眼法要は、み佛さまのご縁日と毎週の土日の午前十時の ご法要にて執行されます。やくよけソーメンのお施待(せっ たい)は七月二十一日までです。ご家族お揃いでお参りされ、 しっかり厄除けをして頂いてください。 「夏越百八支特別護摩祈願」は百八本の護摩木に、家族の お名前を書いて拝んで頂きます。同居のご家族だけでなく、 遠方にお住まいのご親族、気に掛けているお友達のお名前も 書かれて結構です。 護摩木は吉祥数の二十一支、五十支、七十五支など、お気 持ちの本数でもお願いできます。 夏越祈願をお願いして今年残り半年を大難を小難に、小難 を無事に過ごせるよう、ご一緒にみ佛さまのご守護を祈りま しょう。 たなばた祭の七月七日のご法要は、三座とも大般若転読法 要が行われます。法主さまのお誕生祝いも、ご一緒になされ ます。 五色短冊のお願いは、お心のままお書き下さい。短冊は笹 竹に付け毎日拝まれます。子供たちは折り紙で飾りを作って くれて、今年も楽しみにしています。
■七月十日と十一日の両日、ご参拝の皆さまに各家のご繁栄 を祈念された「菩提樹の葉」をお授けいたします。 「菩提樹の葉」は沢山ご用意しておりますが、万一、出尽 くしの折りにはご容赦くださいませ。 ■夏越祈願・入試合格祈願を始め、ご祈願はお葉書、FAX、 電子メールでもお申し込み頂けます。 ●吉例の「萬倍白だるまさん」は皆さまにお授けされています。 初めての方もご遠慮なくお申し込みください。
■ご祈願やご供養の申込み、「まことの道」、「観自在」の購読は 郵送、FAX、電子メールでもお願い出来ます。
あて先 お葉書:〒733−0032 広島県広島市西区東観音町10−2 観 音 院 FAX:082−232−8260 メール:info@kannon-in.or.jp
[観自在目次] [観音院ホームページ内検索] [観音院] [総合目次] [門前町] [寺子屋] [バーチャル霊園]
ご意見・ご感想は、info@kannon-in.or.jp まで。お待ちしております。
Copyright (C) 1996-2001 観自在社 Kanjizai-sya. All rights reserved.