[総合目次][民の声] [門前町] [霊園] [寺子屋] [観音院][観自在] [English]



      詩 「 さようなら 」

                       penname:ふじ絵

     さようなら

   どうして こんなに涙が出るの
   あなたの歌を聞く事さえも出来ないくらい
   何かに のめり込もうとしても

   どうしても あなたの声が聞きたいの
   そして あなたの胸に抱かれたい

   一年前のあの時を も一度呼び戻したい わたし
   あの頃 あなたは優しい顔をしていた

   バスの中での事 その後にくれた手紙の文面
   行き違いになって バス停で一時間も
     待っていてくれた 優しかった あなた

   そんなあなたは もういない
   笑顔の消えたあなた
   理由は分かっていても淋しい わたし

   どんどん離れてゆくの 遠くにゆくの
   あとは追うまい
   せめてもの わたしの意地
   なのに 涙がとまらない

   郭公の 声も悲しき 我が身なり


観音院のトップページ前頁(ほのぼの投稿の目次)


[総合目次][民の声] [門前町] [霊園] [寺子屋] [観音院][観自在] [English]