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Web版 月刊 観自在  いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える
運勢と処世概観      観音院 法主 鈴之僧正  
平成12年・2000年9月号

人を殺したり自殺して保険金を貰う事は考えない

■保険金目当ての犯罪が増えているような気がする。経営者保険な

んて掛け捨てで低い金額で一億とか二億円の死亡保険金が入る制度

がある。仕事が上手く行かないので生涯最後の大商いで事故に見せ

かけて倍額を会社に受け取らせるという相談があった。ネットのメ

ールだ。勿論止めるように返事を書いたが、嫌な世の中になった。

▼子供を薬殺して保険金を受取った母親は殺し損ねた子供と再会す

ることがあるのだろうか。人間不信の最たるものだ。

■殺意をもったことがありますか。他人は勿論、自分の家族でも殺

すことは地獄に陥ちます。出来の悪い子供をもつと、子供と一緒に

死にたいなどと言う相談もあるが、とんでもないことだ。

▼人は必ず死ぬものだから、殺すなんて事をしてはいけない。

■高額な保険はかけるべきではありません。自殺や犯罪を誘発する

ことがある。表に出ないところで多額の保険金が支払われているの

ではないかと思うことがある。

▼本当に困った世の中だ。殺生をしない事というのは宗教の一番目

の大切な戒律だが、このような大切な徳目が守られないのは悲しい。

■亭主も子供も安心して食べられない。安心して寝られない。所謂

毒婦が増えつつある。物が溢れて道徳が退廃する。このままでは絶

対にいけない。

■秋から来春にかけて第二第三のそごう百貨店のようなケースが続

発しそう。その上に談合とか贈収賄とか、独禁法違反などいろいろ

ありそう。

▼何が起きても冷静に、誠実に勤勉に過ごすよう心がけたい。約束

を固く守ることが大切。

 


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