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Web版 月刊 観自在  いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える
運勢と処世概観      観音院 法主 鈴之僧正  
平成12年・2000年8月号

リーダーシップに欠ける政権の行末は

■総選挙があって、都市部で自公保は敗れたが、農村部で健闘して

第二次森政権の発足となったが、民主党主導で政権が任されるとも

考えておられなかったのか。

▼三十八度線は緊張緩和の方向、サミットも沖縄で開催され、今と

なって言うのも変だが前首相に采配させて上げたかった。まあ娘さ

んが国会議員になられたから良しとするか。竹下さんもあの世へ。

諸行無常なのはあちらもこちらも。

■金融機関の貸し渋りは一段と酷くなっているようだし、地元の大

きな信販がパァ、来年にかけてゼネコンが危ないとか、そごうの倒

産は債務超過の不良企業の将来を暗示する国民の意思によるもの。

▼数字の上では失業率も所得も改善されて、景気も底を打ったとの

ことだが、あまり実感が湧かぬ。

■商店街でシャッターを下ろしたままや、貸し店舗が増えて、何だ

か商売の仕組みに大変革が起きている。この変動を乗り切るには大

きな知恵とお金が必要だが、零細業者には惨いことになっている。

■赤字国債はうなぎのぼりで増加しているし、世界の金融資産の三

分の一は日本がもっているとか、お役所も政府も馬鹿ばっかし。国

民は泣いている。大企業も国際会計基準にすると当てにならない。

▼IT関係の株価も滅茶苦茶。介護事業も怪しい。将来的に一番の

お荷物はお役人らしい。地域で仕事をしているつもりが世界を相手

にしていたりして、誰も本当のところは見えてこない。困った。

■お盆には地獄の釜の蓋も開くと言い伝えられてきたが、どうやら

閉まったままらしい。それにして難しい時代になった。希望だけは

持ち続けたいもの。

 


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