十一月の運勢と処世概観　(2002.11)

　　　　　　　　　　　　　　　　　観音院　鈴之僧正

どうして良いか分からない時は
　　　　勘を動かして行動するなら大丈夫

■新しい内閣が発足しましたが、国民は何を期待して、どんな大臣
が望ましいか意見を言えない。
　小泉総理も熟慮されて、最後はご自分の勘で「えいやっ」と任命
されたと思います。勘と言うのは大変に危ないようで、トランプで
で、例えるとエースやキングが五枚も十枚も有ると思っている人は
無いですね。自分の知識を総動員して、閃いた通りの行動をする。
勘ピュータは案外に当たるものです。
▼それが上手く行かない時は運が悪いか、勘ピュータの故障です。
性能が悪いと、支持率が下がって内閣総辞職と言うことになります。

■借金を返済するために借りた金を、途中で競馬に行けば三倍くら
いになると思って、全部すって無くすのと全く同じことです

■私たちが絶対無責任無条件で信用していた電力や食品などの多く
の環境的産業の日常が、誤魔化しと、嘘で、塗り固められていた、
私たちの選択は全部、自己責任なんです。

▼どこかのスーパーが、表示を偽って売った品物の代金を返済する
と発表したら、実際の売り上げの五倍くらいもお金を取りに来た。
五人に四人は、嘘吐きの詐欺師という変な結果になりました。
善意は揉み苦茶にされる、恐ろしい日本人の国民性。こりゃあもう
駄目です。

■日本人は大きく分けて、刑務所の塀の内に住む人と外に住む人の
二つに分類されますが、良い人と悪い人とに分けると、悪人の方が
多いような気もします。大変な国家に成り下がったもので、日本の
将来は暗澹（あんたん）たるものです。


■私の知る限りの日本人は善人ばかりです。
　悪い人など一人もおられません。
　観音院は、お参りの皆さんの運営によりますが、
　善意の運営に心から尊敬しています。