四月の運勢と処世概観　(2002.4)

　春だよ　経済状態に関わらず
　　   　　　　春が来た　日一日と過し易い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　観音院　鈴之僧正

■日本は時速三百�`くらいで走る乗用車を持っていた家庭みたいに
思える。相当走り過ぎてガタだ。
▼何処の家庭も便利な冷暖房や電気器具、衣料に靴と買い過ぎた。
▼日本人に物を売るのは南極で冷蔵庫を売るより難しい。貯金も皆
さんがされ過ぎた。給与も高くなり過ぎた。退職金も高額過ぎた。

■山を崩し、海を埋め立て、団地もゴルフ場も沢山できた。
▼家も沢山できた。マンションもも立ち腐れするほどできた。橋も
格別でかいのが架った。トンネルも貫通した。役所もピカピカ。

▼欲しい物が何も無いと国民全員、悟ってしまった。こんな物持ち
の国家は何処にも見あたらない。
■借金でいろいろしたのは良くないことでした。史上最大の国債。

■医学も進歩したもので高額電気検査機器で償却のために病人は検
査漬にされるようになった。お医者さんも大変だ。高齢者も大変。
▼学校も増え過ぎた。生徒が足りなくて、その上週休二日で学力は
下がり過ぎた。全部多数決の民主主義と平等が原因かも知れぬ。

■過ぎた供給は値崩れの元凶だわな。夕方の百貨店の地下の刺身売
り場みたいなことが日本全体で起きたということだろう。
▼慢性的な物価下落、デフレは十年経てば少しづつ慢性的物価の上
昇、インフレ傾向になる。
■技術の進歩は大量生産、大量消費、大量ゴミの発生となるの。
▼ご飯を食べ過ぎたると、消化不良や胃腸障害を起こすのが自然の
成り行き。慌てない。

■暴飲暴食を続ければ消化器系は痛む。運が悪いと死ぬ。日常から
　足ることを　知り、胃も身のうちだと庇ってやることが大切。
　それにしても日本は食い過ぎた。手術して内容物を出すか、
　糞便になるのを待つか、飽食の消化には時間がかかる。
　経済的不況よりは地球温暖化の方が本当はもっと怖いことだが。