| Web版 月刊 観自在 − いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える − |
| 巻頭の言葉(今月の法話)
心配な自衛隊のイラク派遣と中東の雰囲気 観音院住職 高田寛恵 |
| 日本とアメリカが友好的であることは悪いことではない。アメリカの核の傘の内にいなければ、北のミサイルに対抗する手段は無い。さりとて、真の友好国、ないし友人であれば良くないことには率直に止めるべきこともあると思う。首相がアメリカ大統領と親密な関係にあるのは頼もしいことでもある。 そのような意味ではアフガニスタンに続いてイラクを攻撃するアメリカに少しくらいはブレーキを掛けても良いがと思わぬでもない。 テロに対する憎しみは理解できるが、極めて難しい相手である。テロは個人の心情で実行されるものであり、日常は民間人で、その人の心が決すればテロ行為はなしえる。 日本も米国追従国としてテロが発生しないとは断言できない。見えない相手を根絶することは大変に困難なことだ。 イラク戦争は奇妙だ。敗戦を受け入れる政府が崩壊して、アメリカが一方的に戦争の終結を宣言したに過ぎない。敗戦後の統治をする組織が無いのだ。 日本の自衛隊が人道的支援を目的として派遣されるが、イラクの政府らしきものからの要請ではない。国連よりは米国の要請だ。 イランの南東部地震には日本も即座に対応したが、これに反対する人は少ない。大義名分があるからだ。イラクの自衛隊派遣は無理が道理を引っ込めた感じがある。 リビアが核査察を受け入れ、大量破壊兵器の破棄を表明したのは、アメリカの対イラク戦争が呼び水となったものだろう。 このところ心配なのは、平和の維持だけでは無く、日本の国家経済も頭痛の種だ。国民一人当たりの国債発行残高は増加の一方で、返済し終わることなど、夢のまた夢のような感じがします。加えて昨今の円高ドル安の構図も大変に心配なことです。道路問題を正確に説明することは不可能なように思います。多くの市町村の財政が破綻して、銀行が破綻すれば国有化され、国家財政はもしかすると本当は破綻しているのかもしれません。慎重に生きて行かなければなりません。 |
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