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巻頭の言葉(今月の法話)  2002年12月号   [11月号] [H15.1月]
     −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える


巻頭の言葉(今月の法話) 2002.12

  激動の年を送るにあたって思うこと
         何度も危機説が囁かれましたが何とか

 三月危機説なんて本当に起きるのではないかと心配しました。
 政治家のスキャンダル等も多く発覚して惜しい政治家が辞職され
て遺憾なことでありました。

 怖いのは米国のイラク武装解除の傾向で、日本も巻き込まれるの
ではないかと心配しました。
 それ以上に怖いのは北朝鮮の核兵器の開発です。日本の何処にで
も届くミサイルを所有している国ですから、現在ただ今の脅威です。
 拉致家族の存在を認め、一時帰国が認められた五人の人たちの今
後の生活はとても心配です。

 日常の生活をしている人たちが突然に自己の意思に反して外国へ
連れて行かれ、辛酸をなめられたと想像されますが、ご家族の心配
は察するに余りあります。拉致された多くの若い人たち死亡も不審
の念が払拭できません。
 身内を拉致された人たちには総力を上げて慰謝すべき責任が日本
国民の全てにあると思います。
 重武装の工作船が引き上げられましたが、近くて怖い国です。
 どうして、拉致問題や不審船、核兵器開発を認めたのか理由は不
明ですが、膨大な軍人大国の武装解除は切迫した課題だと思います。

 これから、どのように日本が運営されるのか、どうすれば良いか、
日本一国の問題に留まらず危機の全体も対処法も不明です。

 大切なことは、嘘を吐かず、嘘を重ねず、誤魔化さず、誠実に情
報開示を行い、困難に直面しても国民全体で乗り越えるしか道はあ
りません。政治家も経営者も、上に立つ人ほど「倫理観」をもって
行動されることが大切です。


■倫理を大切にする■

 見解の相違、と言えばそれまでですが、税金の脱漏は、その企業
 の倫理観の程度を如実に示すものです。嘘を吐かず、誠実に人間
 関係を築いていく、、、会社ぐるみで詐取したり、偽装したり、
 このような馬鹿げたことをしてはなりません。



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