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Web版 月刊 観自在  いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える
月刊 観自在 巻頭の言葉   観音院 住職 高田寛恵 
平成13年・2001年4月号



四月新学期・身辺の点検をしましょう

 進学、新学期、転勤、昇格など四月は身辺や人間関係がガラリと
変わる場合が多いようです。
 お寺は前年度の決算をして、今年度の方針を立てます。予算は前
年対比10%の範囲で決める慣例になっています。
 今年は備品なども新規に購入する予定はありません。更新すべき
電算機などは完了しています。僅かに建物全体の日常的な保全など
で極力節約することになります。
 信徒さんに必要な経費は積極的に検討し、前向きにやっていきた
いと考えています。
  財務と運営の透明性は観音院の大切な約束です。合わせて日々の
礼拝(らいはい)を丁重に執行して参ります。
 新年度が始まると、皆さんは過去を点検され、新しい目標を立て
られて努力されると思います。
 お寺も皆さんと同じように努力を続けて参りたいと念願します。

 毎年のことですが、四月になりますと、環境の変化に対応できな
いで不定愁訴と申しましょうか、沈鬱になり、厭世感を抱かれたり、
仕事や勉強が面白くない、人間関係や家庭のストレスがたまり、そ
れが「このままでいいのか」という迷いに結びつかれて相談に来ら
れます。よくよく話を聞いてみますと、願望が無理であったり、目
標が高過ぎたり、他人から押し付けられたりしていて、整理できな
い場合が多いようです。
 登校拒否や退職などに結びついてご本人は大変です。この大変さ
を理解してあげて相談に乗ってあげるのですが、ご本人の周囲は、
表面に出た行為だけで対応されますので問題が解決しません。
 将来に関わる大切なことですから、良く話を聞いてあげて、願望
や目標の調整が悩める人の救済になるようです


大志も大切だが

願望や目標は現在の自分の総合的な能力を検討して、無理をしな
いで、こつこつと努力すれば達成できる範囲内に置くことが良い
ようです。無理の無い目標を立てて、達成することの繰り返しが
自信につながるようです。自分を苛めないことが大切になります。


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