二十世紀から二十一世紀をひょいと跨ぐ
千年紀をまたげることには感慨無量のものがあります。ミレニア
ムバージョンをどのようにやって行くが観音院にも大きな課題です。
二十世紀は激動の百年間でありました。これから百年間で何が起
きるか予想もできません。
間違いなく言えることは、十善戒は道徳の規範であり続けます。
如何に生きて行けば良いか、法主は次のように語っています。先ず
は刻苦耐労、一生懸命に勉強し、働くことを厭わず、幸せをこつこ
つ積み上げて行くこと。
剛健弘毅、小さなことにくよくよせず、健康に留意し、広い心で
周囲を受け入れ理解すること。
操業勤勉、あまり、あれこれと迷わず、現在の仕事を改良改善に
勤めること。多角経営などは考えない方が良いということです。
団結奮闘は大切なことですね。良いリーダーと一緒にやろうと言
う人たちが協力して業務を推進して行くことですね。
報恩積善は人格を向上させ、好循環の原動力となるものです。
何時の時代でも、どのように世の中が変わろうとも、相手の立場
で考えることは肝心かなめの考え方です。あたたかい心を持つよう
にしてください。
いたわり、いつくしみ、おもいやりの心を大切にしてください。
次に大切なことは平等とか公正な生き方です。人間は貧しさや苦
労には耐えられますが、不平等や差別、不公正には耐えられません。
今世紀では公序良俗が退廃する恐れが大きく、良心が極めて大切
になります。
加えて、個人の独立、自我の確立が極めて大切になります。法を
遵守し、責任を果たし、他人から信頼されるような人になられるこ
とを切望いたします。
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