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Web版 月刊 観自在  いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える
月刊 観自在 巻頭の言葉   観音院 住職 高田寛恵 
平成13年・2001年1月号


二十世紀から二十一世紀をひょいと跨ぐ

 千年紀をまたげることには感慨無量のものがあります。ミレニア
ムバージョンをどのようにやって行くが観音院にも大きな課題です。
二十世紀は激動の百年間でありました。これから百年間で何が起
きるか予想もできません。
 間違いなく言えることは、十善戒は道徳の規範であり続けます。
如何に生きて行けば良いか、法主は次のように語っています。先ず
は刻苦耐労、一生懸命に勉強し、働くことを厭わず、幸せをこつこ
つ積み上げて行くこと。
 剛健弘毅、小さなことにくよくよせず、健康に留意し、広い心で
周囲を受け入れ理解すること。
 操業勤勉、あまり、あれこれと迷わず、現在の仕事を改良改善に
勤めること。多角経営などは考えない方が良いということです。
 団結奮闘は大切なことですね。良いリーダーと一緒にやろうと言
う人たちが協力して業務を推進して行くことですね。
 報恩積善は人格を向上させ、好循環の原動力となるものです。
 何時の時代でも、どのように世の中が変わろうとも、相手の立場
で考えることは肝心かなめの考え方です。あたたかい心を持つよう
にしてください。
 いたわり、いつくしみ、おもいやりの心を大切にしてください。
 次に大切なことは平等とか公正な生き方です。人間は貧しさや苦
労には耐えられますが、不平等や差別、不公正には耐えられません。
 今世紀では公序良俗が退廃する恐れが大きく、良心が極めて大切
になります。
 加えて、個人の独立、自我の確立が極めて大切になります。法を
遵守し、責任を果たし、他人から信頼されるような人になられるこ
とを切望いたします。


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