Web版 月刊 観自在 [月刊「観自在」総目次] [ホームページ内検索]
法主さんの日常 その8    (2002年8月号) [7月][9月]
     −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える


法主さんの日常 その8 (2002.8 新シリーズ連載8)

「 年中無休・祈願で始まり礼拝で終わる一日 」
  
 法主さんの一日は、朝の祈願(きがん)と夜の礼拝(らいはい)
で、年中無休です。
 最近は朝早く起床され、夜は九時半くらいに就床されます。間食
は一切なされず、どうかすると多忙で昼食が摂れないことも珍しく
ありません。

 今夏は原因不明のような体調不良のこともありましたが、多分に
食を急に細くされたとか、運動不足、あるいは、冷房の影響ではと
想像しています。
 幸い、徐々に健康を取り戻しておられるように想像していますが、
苦痛を訴えられないお方なので詳しくは存知ません。
 血液検査の報告書は役職員なら誰でも見れる引き出しに保管して
あります。

 一日千四百キロカロリーは厳守されていて、下回ることはあって
も上回ることはありえません。
 食事のカロリーは厳守されていますが、それ以上に大切にして
おられるのは、清潔にする習慣です。
 外出から帰られると洗顔と手洗い、嗽(うがい)は欠かされませ
ん。掃除、洗濯などは、趣味の域を超えていて、真似ができると
「良い掃除屋さん」になれるのではないかと思います。

 香料は伽羅(きゃら)がお好みで、粗悪な五種香などは見るのも
嫌と言われますから、好みは無いようで有ります。
 禁酒はお医者さんから助言されていて、杯は絶対に手にされませ
ん。冷房の風が直接あたる席も避けられます。
 いろいろな室内運動器具が差し入れられますが、十分でも無く、
適切でもありません。
 外出をお勧めするのですが、一人では行動してはならない決まり
ですから、役職員が付いて行くことにも都合がつかぬこともあり、
ままならぬようです。
 行動も含めて自由にはならないお立場ですから仕方がありません。

 法主さんに相談など御用がある方は予約して来てください。遠方
の方で法主さんと会いたいと伝えられると、何処でも出掛けるよう
努力しておられます。皆さん大変な気を使われるようですが、それ
は法主さんの精神的負担になります。
 出張の費用は全額お寺で負担しています。原則として移動は昼間
で、朝早い時間や夜遅くは出掛けられません。
 食事についてはご心配いただかないようにしてください。美食は
好まれませんし、カロリー制限の問題もありますし。食べ物に好き
嫌いはありません。
 何はともあれご負担にならぬよう、ご迷惑を掛けないよう心掛け
ておられます。ご遠慮なく申し付けてください。

 寺は、世の中に迷惑な存在であってはならない、法主さんも寺や
信徒さんに迷惑を出来るだけ掛けないご方針です。
 出来るだけ多くの方々に平安をもたらして上げたいと願っておら
れます。
 法主さんは格別に何か なさりたいようなことは無いそうです。
 後、少しばかり、世の中に親切にして生涯を過したいと願われて
います。
 法主さんの嫌悪されることは、他人に対する悪意ある評価です。
人の良いところを見てあげる、悪い情報は受け付けない、記憶しな
い、と言われます。
 実際に、初めて出合った人はご自分の判断で前向きに評価されま
す。悪い噂のある人でも、過去のことは一切受け入れられません。
告げ口なんて絶対に許容されません。出会いから良い方向に向かう
ことだけを願われています。
 陰口、告げ口、勝手な評価などは、法主さんには記憶されません。
新聞などの報道も関係無いようです。ですから、世間の評価に関係
無く、大変に交際範囲が広く、法主さんにとって良い人は、他人に
どうであれ、良い人なのです。

 多くの子供さんと交際がありますが、成人にも達しない子供たち
を評価することは不可能です。ですから、全部が良い子なのです。
 子供は良く法主さんに物を欲しいとねだります。千円くらいまで
のものならともかく、高額な物は保護者の同意が無いと買い与えら
れません。
 パソコンの好きな少年がいて、三十万円くらいするサーバが欲し
いらしく、その子の才能を見込んで与えたいと願われていたようで
すが、両親の了解が無いと、倫理に反するので上げられないと言っ
ておられました。

 法主さんの交際範囲は広いと申しましたが、正確に言えば信心が
ある人を大切にされるという大前提があります。
 とてもみ仏さまを大切にしておられますから、仏縁が無い人とは
長続きしないようです。
 これは難しい説明ですが、法主さんの行為は、み仏さまの慈悲の
ようなもので、最初から、み仏さまが好きか嫌いかは問われること
は絶対にありませんが、究極は仏法僧の三宝を大切にしてくださる
人を大切にしておられます。
 向上心が無い、慈悲の心がもてない、み仏さまを礼拝しない、
被害妄想が強過ぎる人とは 結局は ご縁が無くなるように感じて
います。法主さんに意識が有ろうと無かろうとです。


法主さんは大変な好人物で、放置すると何が起きるか、何を
 なされるか見当が付きません。ですから、観音院の代表権も
 もたれませんし、単独の行動も認められないのです。

法主さんは所有する概念をもっておられません。損得勘定も
 できません。観音院は僧侶の住処(すみか)でもありません。
 運営は公開で信徒代表の合議でなされる組織です。

 文責・観自在編集部

[観自在目次] [観音院ホームページ内検索] [観音院] [総合目次]
[門前町] [寺子屋] [バーチャル霊園] [人間の歴史][トップ]

ご意見・ご感想は、info@kannon-in.or.jp まで。お待ちしております。

Copyright (C) 1996-2002 観自在社 Kanjizai-sya. All rights reserved.