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虹のポスト(ミニミニ観自在)  2002年11月号   [10月号][12月]
   −いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える

 ミニミニ観自在 月刊 観自在 編集部

        
希望をもって生きる 願望成就を願って
    至心の努力と最高の誠意で礼拝し続ける

 観音院に先祖供養や水子供養、精霊供養、動物供養などお願いさ
れ、安心された方が本当にたくさんおられます。実際に毎日丁重に
ご法要が営まれていることに安心と信頼がはぐくまれています。

仏の如く優しく

皆さんは人生に目標や希望、祈願というものをおもちでしょう。
観音院は更に最大の努力で日々の礼拝(らいはい)に勤めています。
 信徒の皆さんから託された供養や祈願について最高の誠意を捧げ
て、祈り続けています。
命懸けの法要を永い年月にわたり続けられたのは、全国の信徒の
皆さんからお供え頂いた浄財と、清掃や接待、発送奉仕などのさま
ざまな奉仕活動、出仕して下さる多くの心暖かい在家僧侶の、篤い
信心の力によるものです。
  観音院の多くの僧侶は、奉仕で出仕しておられ総数は百八十人を
超えたでしょうか、仕事を持ち、家庭を営み、僧侶として尽くされ
ている立派な人ばかりです。
より善い人生を願って一生懸命に拝むことの理由を説明するのが
難しいのは、体験して理解出来ることで、皆さんが御加護頂かれて
実感しておられるわけです。


十善戒の「不殺生」

「殺生をしない」という戒律について、法主さんから繰り返しう
かがっています。法主さんは単純で、国連決議や憲法に従った行為
でも、人々が殺傷されるなら殺生であると言われます。
 遠くの国の人々が飢え、病に苦しんで医療行為を受けることなく
死んで行くのも殺生だそうです。
 武器の存在を否定しておられます。軍隊の存在も否定しておられ
ます。戦争行為は全部、駄目だと言われます。仏教説話の捨身飼虎
も殺生。自殺も殺生、裁判で死刑になっても殺生。安楽死も殺生。
殺生には善悪無く、全て悪。
不殺生については「鈴の法話」でまた教えて頂きます。


寺の職員として

観音院の職員は日々向上を願って勉強しなくてはなりません。
相当なやる気が無いと勤まらない、誠実さと敬虔さ、勉学と向上心
が世間から要望されます。
礼節を保つこと、信徒さまのことを常に案じ、お幸せをお祈りす
る真心が大切です。
お寺の職員は、私生活でも多くの信徒さんの目が有るので、常に
慎ましく、きちんとして、気をゆるめることが出来ません。
観音院はいかなる意味でも、家族に嫌われ厭(いと)われた人々の
「子捨て場所」でも「姥捨て山」でもありません。
 精一杯の努力で、み仏さまと世間の皆さんにお仕えする立場にあ
る人たちの「研修場所」であり、その心構えを鍛える場所です。
 観音院の修行者や専従者には、自然と世間さまから尊敬され信頼
されるような人になって頂くように勉学し、努力をお願いします。
 寺の専従僧侶や専従職員には、高い士気と高い倫理感が求められ
ます。人生に疲れて、逃げ込むような場所ではありません。癒しの
時期が済むと、社会に復帰していただくのが前提です。

僧侶は拝み、祈り、供養することで救済をすることと活動が厳し
く制限されています。

金銭を給付したり、事業資金を貸し付けることは戒律に反し、そ
のようなことを行った僧侶は僧籍を剥奪される処分にあいます。
 慈悲を標榜する僧侶が、債鬼に変貌するのを防ぐ意味があります。
 寺の運営資金を役員会に付議せず独断で貸し付けたり、給付する
ことは業務上横領の罪人になることを意味します。
 また、観音院の僧侶職員は割賦で物品を購入することは厳禁され
ています。債鬼に追われて菩提心を失うことを防ぐためです。


十一月は供養の月

 有縁無縁のご供養は施主(お願いした人)に大いなるみ仏さまの
ご加護をもたらすようです。
 祈願は、希望や願望を み仏さまに託して、皆さんの毎日の努力や
善い意志を維持できるように、み仏さまに守護してもらいます。


諸願成就について

生きて行く上で人はさまざまな願望を持ちます。目標を成し遂げ
た人は、周囲への感謝と運の良さ、神仏の加護をあげられます。

 目標達成を願い続け、神仏のご加護を祈り、親しい人々の幸福を
祈るのは充実した人生です。
法主さんと住職さんは祈願される際に、ご依頼された人が目標に
到達された喜びの顔を瞼(まぶた)に描いて祈願されるそうです。
 皆さんもご祈願を立てる時は、目標に到達した喜びを想い描いて、
感謝を思い起こし、集中力を高め、成功をイメージします。

成功や成就を祈念して努力することは免疫を高めて、精神的にも
非常に有効な方法です。
 願わぬものを手に入れることは難しいことです。人は挫折し易い
もので、願望を持ち続けることは困難なことです。
「祈願」は願望を維持する有効な手段です。

拝んで頭が良くなるわけが無いと言われる人もありますが、般若
心経等を毎日読誦していると本当に賢くなります。
 本は声に出して読み、手で書いて記憶すると能率が良いです。
読書百回で、意味は自然に理解出来るそうです。が、最近ではこ
のような努力はしないようですね。
勉強は納得して、本人の同意があって、段々と面白くなって行く
ものなのですが、同意が無いと、大変な苛めになりかねません。

法要も、支援とか参加についての積極性がないと、意義が共感で
きず、苦行と受け止められかねない性質があります。
 積極的に参加することによってのみ、法要の有り難さとか法悦が
感じられ、ご守護やご霊験、願望成就が体験出来ます。
皆さんも出来るだけ法要に参加されて、法悦を感じ取って下さい。 


今年も後二ケ月

今年は経済的に難しい年でしたが、これから段々良くなると楽観
的なことを言う人と、もっと厳しくなると悲観的な可能性を説く人
と両方あります。十分に注意して慎重に生きてまいりましょう。
観音院は日々、絶えることなく熱い祈りを捧げ、み仏さまにお仕
えしたいと考えています。
 皆さんと苦楽を共にし、開運の祈りを捧げたいと念願します。
必ずや暖かい春がめぐってまいります。忍耐と勇気、創意と慎重さ
をもって乗り切ってまいりましょう。
 年末に掛けて余裕のある資金繰りに今直ぐ取り掛かりましょう。
「備えあれば、憂い無し」という諺はいつの時代でも通用する大切
な考え方です。

プレゼント当選者発表
 先月号のトルマリンネックレスの当選者は、杉山美千子様・東耀
悦子様・仲村美知子様・薮隆子様、他二十六名様にお贈りします。



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