観音院 僧侶養成講座 Q&A
よくある質問
Q 出家とは、家族や財産を捨て、修行に勤しむことですか?
A お釈迦さまはそうでしたね。
日本も、明治の僧侶妻帯勝手たるべしと云うお触れが出るまで、
妻子は持たないのが原則でした。
現在では大半の僧侶が妻帯し家族を持ち、財産を所有しています。
寺の住職はいまだ多くは世襲制と言っても良いでしょう。
養成講座受講希望者は、妻子を捨てるのは不可。
裁判係争中の人や人間関係の円満にやれない人は、駄目です。
Q 出家と在家の区別はありますか。
A あります。寺に住んでいる僧侶と普通の家に住んでいる違いです。
覚悟も違います、子供の時から将来は僧侶になるものとして、時には
厳しく育てられ、反面、お坊ちゃんと甘やかされたりもします。
大学も大体無条件で合格、僧侶になる過程も一定期間勉強すれば、住職に
なれます。一般の子供さんに比較すれば、競争はあまりありません。
ふつうの場合、競争が少ないと、努力する傾向は欠けます。弊害も多く、
観音院は世襲制を廃止しました。次の住職は衆望のある僧侶が選出されます。
世襲制の良い点は、寺院後継者が得やすいことで、後継者をもたないと、
無住寺になったり、廃寺なる寺も多いようです。
Q 僧侶になるには
A 面接に合格して、得度という儀式を経たら、それでピンキリのキリ。
ピンになるには人それぞれ、費用は原則「どうぞどうぞ」ですから無料、
制服に当たる法衣は、各自負担してください。
修行中の食事は、受講時間中の食事は、無料で提供しますが、何もかも
負んぶに抱っこは非常識と思われませんか。
宿泊所は提供しません。修行中の生活費は支給しません。
Q 得度から次は?
A 得度すると「僧名」と「寺号」を上げます。
僧侶になったつもりで、心の中に立派な寺を建立しなさい。
本式にやりたい人は、加行(けぎょう)をしなさい。半年から一年の修行、
馬子にも衣装と云う言葉通りなら、僧侶の後ろについて口をもぐもぐして
ください。これでも一人前の真言宗永徳派観音院の立派な僧侶の端くれです。
Q 面接で断られることはありますか?
A 有ります。「縁」が無ければ、貴方が来ないかも知れない。
面接の時の態度は大切です。就職の面接と同じです。
住宅ローンは認めますが、他の借入金のある人、早急に収入を必要とする人も
駄目、道楽・趣味も駄目です。
堅実で、たゆまぬ向上心をもち、あたたかい心が大切です。
パソコンが全然駄目な人は難しいですが、習う気があれば教えます。
* 連絡は、メーリングリストとメールが中心。
* 勉強は、広島か東京事務所、テレビ会議システムを採用しています。
可及的に速やかに名古屋、大阪、福岡、札幌にも教室を設置します。
私たちは急速に拡大する途中にありますが、計画などは立てないで自然体です。